段ボールは、古紙使用率ほぼ100%の環境に優れた包装資材ですが、地球温暖化対策が世界的な課題となっている現在、包装産業にも省資源や省エネルギー廃棄物削減など環境負荷低減に向けた一層の取り組みが期待されるようになっています。 |
日本では、Aフルート(厚みが5o)が一番多く生産されていますが、世界のほとんどの国ではCフルート(厚み4mm)が多く使用されています。
Cフルートのメリット | |
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低減効果 | 品質向上 |
・資源節減 ・スペース節減 ・積載効率の向上 ・生産、輸送時の化石燃料の抑制 |
・詳細な印刷 ・高度な加工 |
Aフルートより厚みが20%薄いCフルートに転換した場合、約14(g/u)軽量化され、生産や輸送などに必要とされる化石燃料の消費が抑制されることになります。
さらに段ボールシートが薄くなることで減容化が実現し、積載効率の向上や保管スペースの節減を行うことができます。
また、CフルートはAフルートと比較しても強度面ではほとんど差はなく、段と段の間が密になることから、ライナーと中芯をしっかりと張り合わせることができると同時に、表面(ライナー)が滑らかであることから、より高精細な印刷が可能となります。